各社とも放射能対策には気を遣っており、一見すると
食材宅配サービスを使えば「安全」「安心」のように見えます。
…本当にそうでしょうか?
確かに、各社とも国の基準値よりも厳しい自主基準を策定し、
独自の放射能検査もしています。
ふつうにスーパーでお買い物をするよりも、
食材宅配サービスのほうが「安全」「安心」でしょう。
食材宅配サービスのほうが「安全」「安心」でしょう。
とはいえ、健康を気にする方、赤ちゃんや子どもがいる家庭では
放射能はなるべく少なく、できればゼロであって欲しいと思うものです。
どの程度なら安全なのかは、現時点では、誰も分かりません。
そこで、各社の放射能対策を比較してみました。
食材宅配サービス 放射能対策(2012年3月現在)
大地を守る会 | オイシックス | らでぃっしゅぼーや | パルシステム | 参考:国の新基準値 | ||||||
飲料水 | 6Be/kg | 飲料水 | 10Bq/kg | 飲料水 | 不検出 | 飲料水 | 10Bg/kg | 飲料水 | 10Bq/kg | |
飲料 | 6Be/kg | 飲料・飲料茶 | 10Bg/kg | 飲料 | 10Bg/kg | 飲料・飲料茶 | 10Bq/kg | |||
牛乳・乳製品 | 10Bg/kg | 牛乳 | 50Bq/kg | 牛乳・乳製品 | 10Bg/kg | 牛乳・乳製品 | 10Bg/kg | 牛乳 | 50Bq/kg | |
自主 | 乳児用食品 | 6Bg/kg | 乳児用食品 | 50Bq/kg | 乳児用食品 | 不検出 | 乳児用食品 | 10Bg/kg | 乳児用食品 | 50Bq/kg |
基準値 | 卵 | 6Bg/kg | その他 | 100Bq/kg | 卵 | 50Bg/kg | 卵 | 50Bg/kg | 一般食品 | 100Bq/kg |
米・パン | 10Bg/kg | 米 | 10Bg/kg | 米 | 10Bg/kg | |||||
青果・肉類・穀類 | 20Bg/kg | 野菜・肉・果物 | 50Bg/kg | 青果・肉類 | 50Bg/kg | |||||
魚介類・その他 | 50Bg/kg | 加工食品・魚・他 | 50Bg/kg | 魚介類・その他 | 50Bg/kg | |||||
海藻類・きのこ類 | 100Bg/kg | きのこ類 | 50Bg/kg | 海藻類・きのこ類 | 100Bg/kg | |||||
・青果物全品目:入荷検品時に「NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータ」によるスクリーニング検査を毎日実施 | ・青果物・乳製品・卵・鮮魚・生肉の全アイテム:流通前検査実施 | ・東北・関東甲信越(17都県)に関しては作付け前に土壌・資材検査を求めていく。 | ・福島県や近県の生産物、牛乳・乳製品・水産物・茶葉・牛肉などを優先して実施 | |||||||
検査対象 | ・短角牛・仙台黒豚会豚肉:入荷検品時にNaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータを使用して抜き取り検査(検出限界10Bq/kg)。 | ・2011年度産米:「水」「土」「稲体」「玄米」「商品」の5段階で放射性物質の検査を実施している商品有 | ・関東・東北地方の青果物:全産地・全品目を検査 | ・自社および外部機関のゲルマニウム半導体検出器にて検査(検出限界は5-10Bq) | ||||||
検査機器 | ・「子どもたちへの安心野菜セット」「ベジタ」の全品目:NaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータで検査(検出限界10Bq/kg) | ・「ベビー&キッズ商品」:放射性ヨウ素及び放射性セシウムがγ線スペクトル分析装置で「不検出」(検出限界5-10Bq/kg) | ・入荷前、産地からのサンプルを外部機関にてゲルマニウム半導体検出器にて検査(検出限界3-9Bq/kg)。自社のベクレルモニターでも検査。 | |||||||
・2011年産の米・牛乳・ミネラルウォーター・ベビーフード:ゲルマニウム半導体検出器で検査(検出限界3Bq/kg) | ・ゲルマニウム半導体検出器などを用いた外部機関のサンプリング検査も実施 | ・入荷時に、コンタミネーションモニターで全品目の表面放射線汚染の測定 | ||||||||
補足 | 全アイテム検査で使用する機器がHPで紹介されていない | 「不検出」を規制値とする食品群の検出限界値は概ね2Bq/kg | 準備期間が必要な米・牛肉は6ヶ月、大豆は9ヶ月間の猶予あり | |||||||
1.「放射能不検出=放射能0」ではない'o'
「放射能不検出」と聞くと、「放射能0」と感じてしまうかもしれません
…私はそうでした^^;
しかし、どんな精密な検査機器であっても、測定誤差など限界があるのです'o'
そこで、「検出限界値」が重要になってきます。
「検出限界値が2ベクレル/kg」の場合、「放射能不検出」という結果であっても、
「1kgあたり2ベクレル以下の放射性物質があるかもしれない」ということです。
…「放射能0」を確認するのは、難しいのですね'o'
どの食材宅配サービスでもHPやパンフレットに、必ず検出限界値を載せています。
食品ごとに検出限界値が違うメーカーもあるので、注意が必要です。
…私はそうでした^^;
しかし、どんな精密な検査機器であっても、測定誤差など限界があるのです'o'
そこで、「検出限界値」が重要になってきます。
「検出限界値が2ベクレル/kg」の場合、「放射能不検出」という結果であっても、
「1kgあたり2ベクレル以下の放射性物質があるかもしれない」ということです。
…「放射能0」を確認するのは、難しいのですね'o'
どの食材宅配サービスでもHPやパンフレットに、必ず検出限界値を載せています。
食品ごとに検出限界値が違うメーカーもあるので、注意が必要です。
2.検査機器
検査機器によって、性能や検出限界値が異なります。
どんな機器を採用しているか確認しておくと、より安心です。
とはいえ、巷では、検査機器について様々な情報や意見があります
…たくさんありすぎて判断が難しい><
総合すると、ベクレルモニターやコンタミネーションモニターという機器は、
検査機器によって、性能や検出限界値が異なります。
どんな機器を採用しているか確認しておくと、より安心です。
とはいえ、巷では、検査機器について様々な情報や意見があります
…たくさんありすぎて判断が難しい><
スクリーニング(放射線量が極端に高いものを見つけること)程度しか出来ないようです。
検出限界値が数ベクレル程度を求める場合、
検出限界値が数ベクレル程度を求める場合、
ゲルマニウム半導体検出器という高性能機器が必要とのこと。
「全品検査」「毎日検査」と謳っていても、あくまでスクリーニング検査なので、
「取り扱い食品すべてが放射能0」と証明できるものではありません
…最初、私はかなり期待してしまいました^^;。
とはいえ、放射線量が高い食品を購入するリスクは減ります。
さらに、各社とも、乳児用食品・飲料水・米などは
優先してゲルマニウム半導体検出器で精密に調べています^^
3.食品やコースを選ぶとより「安全」
「念には念を」という方は、産地限定サービスを利用する方法があります。
「大地を守る会」・「らでぃっしゅぼーや」は
北海道・西日本に産地を限定した野菜セットがあります^^
「oisix」は「oisix九州」というカテゴリーから注文するという方法があります。
「パルシステム」は野菜の産地を選べないのですが、
オリジナル商品(加工品など)に関しては、
原材料産地・製造地がカタログに記載されています。
スーパーに比べると、どこで・誰が作ったかが分かる食品が多く、
「念には念を」という方は、産地限定サービスを利用する方法があります。
「大地を守る会」・「らでぃっしゅぼーや」は
北海道・西日本に産地を限定した野菜セットがあります^^
「oisix」は「oisix九州」というカテゴリーから注文するという方法があります。
「パルシステム」は野菜の産地を選べないのですが、
オリジナル商品(加工品など)に関しては、
原材料産地・製造地がカタログに記載されています。
スーパーに比べると、どこで・誰が作ったかが分かる食品が多く、
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