「パルシステム」の放射能対策


1.できる商品群から自主基準を設定

第1段階指標として、パルシステムは2011年10月から自主基準を設定しています。
そして、さらに厳しい第2段階指標を設定し、2012年2月から運用をスタートさせました^^



  【パルシステムのガイドラインと政府の暫定規制値】単位:ベクレル/kg(セシウム134,137)
パルシステムのガイドライン政府の暫定規制値
第二段階(2月から)第一段階改正案(4月から)現行
飲料水、飲料10※4010(水、飲用茶※)200
牛乳、乳製品50
(牛乳、乳児用食品)
乳幼児用食品100500
100※
(一般食品)
*一般飲料、乳製品含む
青果、肉類、卵50※
魚介類
その他の食品
500
海藻類、きのこ類100※
※乾燥食品に関しては生原料や実際の摂食形態で検査した値で判定
パルシステムのHPより転載




2.パルシステムとしての自主検査を大幅に拡充

外部機関による検査に加え、ゲルマニウム半導体検出器を導入し、
2012年1月初旬から正式測定が行われています(検出限界値:5~10Bq/kg)。
日常的に摂取する食品やとくに乳幼児が口にする機会の多い食品として、
青果・たまご・原乳・水・米・水産品・農産加工品に品目を広げ、件数も大幅に拡大中です。

測定結果も公表していますよ^^
赤ちゃんが日常的に食べる食品(yumyum For Baby&Kids掲載商品)は毎週です^^
こちらをチェック☆ → パルシステムの自主検査結果



3.放射能に関する情報を分かりやすく提供

食品の汚染状況をより正しく把握しやすいように、
行政による検査結果などを整理したデータをホームページ上で公表しています。
厚労省や県のHPなどを個別に確認するより、分かりやすいですね^^
消費者の視点・立場を重視するのが、やはりパルシステムらしいところでしょうか。



4.組合員・生産者とともに十分話し合いながら放射能対策を実施

農地の土壌の放射能の除去実験などに生産者とともに取り組むと公表しています。
組合員と産直産地の生産者がともに問題を共有し合い、
次世代に持続できる農や食のあり方を研究してきた経験を活かすとのこと。
産直産地と協力し、土壌における放射線物質の低減策として、
千葉・茨城両県のほ場で、ナタネやヒマワリの植え付けなどによる除染実験をしています^^

また、パルシステム連合会・大地を守る会など4団体で構成する
「食品と放射能問題検討共同テーブル」は、
厚生労働省の「食品中の放射性物質に係る基準値の設定(案)」に対する提言を策定し、
パブリックコメントとして提出しています。
セシウム以外の核種の調査拡大、新基準値の経過措置反対など、
行政による放射能対策の甘さを指摘しています。
こちらをチェック☆ → 「食品中の放射性物質に係る基準値の設定(案)」へ提言

 ↓こちらをクリック☆




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